アルファードが輸出需要のおかげでリセール価格は安心！とは言い切れない？
目次
そもそもなぜアルファードは海外で人気なのか？
アルファードの海外需要はもう凄いです。もちろんヴェルファイアもそれなりに需要はありますが、さすがに日本の傾向と同様に、アルファードのフロントマスクの迫力など、海外でもアルファードの方が人気です。
①アルファード、ヴェルファイアに乗ることがステータス？
日本でも販売価格が400万以上からと、この価格帯の車種が販売からずっと新車販売ランキングの上位に君臨する異常さは驚くべきことです。
まるで日本の景気は思ってるよりずっと上昇傾向なのでは？と、錯覚を覚えてしまうほど。購入方法に残価設定型という、月々の負担が少ない支払方法が広まっていったのも、この時代に合っていたのだと思います。
日本の街中では毎日アルファード、ヴェルファイアをしょっちゅう見かけますが、それは海外でも同じような状態、むしろ日本よりも多く走っている国もある程です。
特にマレーシアなどは比較的国民の所得も多い上に車社会と言う事もあり、価値観としては「アルファードは高級車だが、所有する事はステータス」というようなイメージです。
送迎用という法人としての使い方も多くみられますが、1家族の人数が多い傾向にあるマレーシアではプライベートで所有する数も非常に多いのが現状です。
その他にも中国や香港、中東、東南アジアでもアルファードは大人気です。
日本でも高級車というイメージはあるでしょうが、海外ではそれ以上に高級で贅沢な車であり所有したい車という見られ方です。
②イメージだけでなく、実際に現地での新車価格がヤバイ！1300万以上？
日本国内で1000万円以上の新車販売価格となる車種はどのくらいあるでしょうか？
あるにはありますが、数える程だと思います。レクサス系、GTR,、センチュリー、ホンダNSX…
なんと、海外ではアルファードの新車販売価格は1300万以上となる場合もあります。特に中国での価値はあまりにも異常で、5年ほど経ってようやく正規の新車販売価格ぐらいになるとまで言われています。
なぜこんなボッタクリ？こんな価格で売り続けて本当に大丈夫なのか？
実はこの異常な新車販売価格は横暴な価格設定ではない？
この価格の設定は単純に販売店が利益をとにかく得たいから、という簡単な理由だけは無く、輸出需要、関税、国内産業を守るためなどなど、いろんな兼ね合いがあります。
海外での正規新車販売だとしても、アルファードは日本で生産され新車として輸出される輸出車輛扱いとなります。
国によっては新車の状態での輸出は、関税が1000％かかるなどという恐ろしい自体も全然ある事です。（国により様々ですが）
そして、輸出できる中古車のルールとして登録から1年以上からという規則があります。関税はその後年数が経つにつれて掛け率は下がっていきます。
ですが、中古車というだけで関税は大幅に下がる事が基本です。
つまり、新車に近い程度の良いアルファードが海外に輸出され、現地で中古車として販売される価格しては新車と比べ大幅に割安感はあるのです。
それでも日本国内の新車価格より高いこともしばしば。
でも、アルファードのリセール価格が現在も維持できてるのは、この海外でのアルファードの中古車需要が大きく支えているとも言えるのです。
でも、今後も安心かと言うとそうでもない？
「こんなに海外でのアルファードが中古車としても需要があるなら、今後もリセールは安心だな。」
とも言い切れないのが輸出事情の難しいところ。正直以前に比べ、相場としては落ちてきてるのは事実です。
怖いのは、海外での新車販売価格が落ち着いてきて、輸出需要が無くなる事。今後近いうちにフルモデルチェンジなどの発表もあるでしょうが、またそうなると一気に相場も変動するでしょう。
結局はアルファードに限らず、輸出が相場に大きく絡む車種はタイミングが重要という事です。
株やFXなんかとも似たように、もっと上がるかも…という気持ちで運に身を任せていたら、いつの間にか暴落…
こんな事にならないよう、是非売り時は逃さないようにしてください。
アドバイスとしては、売り先さえ間違わなければ現状では大きく損をそるような事はないはずです。
間違った売り先＝ディーラーや相場に詳しくない業者
正しい売り先＝海外相場に詳しい買取業者
なので、オススメとしては以下になります。
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