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【1ヶ月で100万円下落の緊急事態!】新型コロナウイルス影響で相場大暴落の30アルファードについて


新型コロナウイルス影響で相場大暴落の30アルファードについて

はじめに

2019年11月に発生が確認された新型コロナウイルス(COVID-19)。

 

この記事を書いている2020年4月2日時点では、日本はもちろんアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界の全域に被害が広がっており、人体への影響はもちろん、経済にも大きな影響を与えています。

 

世界各国で人の海外渡航の禁止だけでなく、自国内でも外出禁止令が出されている状況で、飲食業界や観光業界に多大な被害が出ている状況です。

 

貿易に関しても影響が出てきており、工場の操業停止や船の遅延などにより必要部品が届かず、自動車業界でも新車の納期が送れるメーカーが続出しています。

 

国内自動車全メーカーが製造ラインの一時停止も

 

そして、いよいよ中古車業界も中古車の買取り相場の下落など本格的に影響が出だしてきてますので、本日はタイトルにあるとおり、新型コロナウイルスの影響で相場が暴落している30系アルファードについて詳しく書いていきます。

 

30アルファードにお乗りの方はもちろん、ハリアーやプラド、ランドクルーザーなどの輸出需要に絡む車全般に共通する記事になっておりますので、乗換えを検討されている方は是非お読み下さい。

 

相場下落の原因

相場下落の原因はいくつか考えられますが、一番の相場下落の原因は中古のアルファードの一番の輸出先であるマレーシアの影響が大きいと考えられます。

 

本ブログにもマレーシア関連の記事を度々書かせていただいてますが、マレーシアは現在、新型コロナウイルスの感染予防対策として、海外への渡航禁止や外国人の入国禁止はもちろん、スーパーなどの生活必需品などを販売する店舗を除く全ての店舗が閉鎖されいる状況で、日本よりも厳しい対策をマレーシア政府は講じています。

 

また、特別な理由の無い外出も禁止されており、感染地域に滞在する人は、その区域から外出する事もできなくなっている状況で、国道を軍隊が封鎖し検問をしているような状況が続いております。

 

軍隊が出動し厳しく取り締まりをしているマレーシア。つい先日ジョギングをしていた日本人が拘束された。

 

そのような状況の中で、日本から中古車を購入し、マレーシアに輸入して転売しようとするバイヤーは今日現在ほぼ皆無となり、この新型コロナウイルス問題の終息をただただ待つだけの状態となっておりますので、日本からのアルファードの輸出需要が止まってしまった影響で相場が下落している状況になっています。

 

30系アルファードの相場推移

それでは早速30系アルファードの中古車買取り時の平均相場の推移を見てみましょう。

 

尚、中古車買取り時の平均相場は、業者オークションの落札金額から買取店の想定される一定の利益を引いた金額を表示しました。

 

また、参考までにオークション会場での成約率(出品されたうちの何台が成約になっているかの率)も合わせてグラフに表示しています。

 

業界関係者も驚愕のグラフとなっていますので、是非自分の車と当てはめて参考にして下さい。

 

30系アルファード全体の相場

まず最初に30系アルファード全体のグラフを表示します。

 

30系アルファード全体とは前期/後期、2.5リッター/3.5リッター問わず、全ての相場を表示したもので、10週間で約2700台のデータのグラフになります。

 

いかがでしょうか?

 

4週間前まで370万円の買取り相場があったアルファードが、1週間前には321万円まで下がってしまっています。

 

また70%近くまであった成約率に関しても、外国人バイヤーが極端に減ったことで28%まで下がってしまっている状況です。

 

筆者の私もここ10年間でここまできキレイに相場が下落したグラフを見たことはありません。

 

それではここからは、各モデル毎に細分化して見ていきましょう。

 

30前期2.5リッターモデル

 

30前期(平成27~29年式)2.5リッターモデルのアルファードの相場グラフです。

 

10週間で約1200台のデータがありましたので、そちらを分析してみました。

 

燃費や税金面から日本国内のユーザーにも人気の高い2.5リッターモデルにも大きく影響が出ており、6~8週前の307万円買取り相場をピークに先週までに約50万円ほど値段を下げております。

 

30前期3.5リッターモデル

続いて30前期の3.5リッターモデルの相場です。台数は300台弱と少なめでした。

 

最上級グレードの「エグゼクティブラウンジ」以外はそこまで人気の無い3.5リッターモデルで、元々の成約率もそこまで高くない車両でしたが、それでも40~50%の成約率がある車でした。

 

しかし直近の成約率は10%とかなり悲惨な状況になってしまっています・・・

 

30後期モデル全体

続いては30系後期モデル(平成30年~現在まで)の全体の相場を見てみましょう。

 

1~2年前であれば、新車を購入して6~12ヶ月程度乗って後に、買った金額とほぼ同額で転売するということが可能でしたが、現在の相場では不可能になりました。

 

 

30後期2.5リッターモデル

30後期で人気のグレードは2.5リッターモデルの中で最上級グレードの2.5SCパッケージで、30後期2.5リッターモデル約1400台のデータの内の80%以上となる約1150台が2.5SCパッケージでした。

 

新車価格は約430万円、そこから値引きが30~40万円ありましたので、車両本体は390~400万円で購入できていた2.5SCパッケージでしたが、買取り相場は440~445万円ほどありましたので、転売にはもってこいのグレードです。

 

しかし1週前の買取り相場では400万円を割り込んでおり、成約率も32%と大幅に落ち込んでしまいました。

 

30後期3.5リッターモデル

3.5リッター後期モデルに関しては、後期モデルからの新設定グレード「エグゼクティブラウンジS」が、海外ユーザーだけで無く日本国内の法人ユーザーにも大人気で、600万円程度の相場を維持していました。

 

しかしながら、その相場も6ヶ月前位から崩れだしており、そこに追い討ちで今回の新型コロナウイルスの被害を受け、見る見るうちに成約率、買取り相場共に下落しております。

 

今回の新型コロナウイルスの影響を一番受けているのはこの3.5リッター後期モデルで、2ヶ月前と比較すると約100万円ほど、グラフには無いですが相場が維持されていた2019年10月頃までは600万円前後の相場がありましたので、ここ半年で150万円ほど相場が落ちてしまいました。

 

今後はどうなるか?

中古車販売買取り業界20年になりますが、かつて無いほどの悪影響を及ぼしているのが今回の新型コロナウイルスです。

 

まだ円安の状態が続いているので輸出相場が保たれておりますが、世界規模で株価は大暴落しており、これが円高に切り替わると更に状況は悪化します。

 

1ドル110円の為替が1ドル100円になれば、日本人からすると10%も身入りの金額が変わりますので、これが500万円の車を売却するとなるとそれだけで一気に50万円程度安くなってしまう事になります。

 

一時急激に円高に振れたが今は落ち着いた

マレーシア通貨「リンキッド」は振れ幅上下5%程度でそれなりに安定はしている

 

中古車の買取り業界の事情で言うならば、現在の相場を見ていると500万円を超える高額車や輸出需要が絡む車の買取りは、極端に安く買取りしないととても怖くて買えない状況になっております。

 

しかしながら、生活必需品である自動車の需要が無くなる事はありません。

 

今日現在の日本の状況を考慮してではありますが、輸出バブルがはじけて中古車の相場が正常に戻ったと思えば良いだけの話ですし、新型コロナウイルスの事態が収束すれば止まっていた分の輸出需要が一気に押し寄せる事も想定されますので、今はじっと耐えるのも良い選択肢だと思います。

 

それでも売りたい人は・・・

それでも売却を検討されている方は、これから書く内容を参考にしていただき、すぐ売却される事をオススメします。

 

まず、上に書いてある相場やグラフや今後の動向などに関しては、筆者の私がコロナ騒動が出た2019年末位のかなり早い段階から注視していて、更にマレーシアの現地バイヤーの情報も取り寄せていましたので、このような記事になりましたが、輸出需要や相場に詳しくない買取店や、店頭で販売を行っている中古車販売店ではここまで具体的に相場や価格の推移を把握しておりません。

 

大半の買取店での中古車買取りや販売店での下取時の査定価格は、直近2~3ヶ月のデータを見て相対的に買取る価格をつけるので、直近の安い相場と、2ヶ月前の高い相場を総合して買取価格を算出します。

 

具体的には・・・

3ヶ月前・・・400万円

2ヶ月前・・・380万円

今月・・・350万円

「少し下がっているけど350万円なら問題無いな。売れ線のクルマだし装備も良いから360万円でも買っちゃおう!」

となります。

 

しかし、私のように相場の推移や下落の原因などを把握している買取店は・・・

3ヶ月前・・・400万円

2ヶ月前・・・380万円

今月・・・350万円

「この状況だと320万円までの下落は間違いない。下手すると300万円まで落ちるかも・・・案パイで280万円、すぐ入庫するなら300万円までにしよう」

となるのです。

 

店頭販売をしている会社のほうが買取時は強気でAA相場に疎い傾向が・・・

 

同じ相場でも見方で全然価格が変わるのが中古車の買取りで、尚且つ現在の新型コロナウイルスの影響を受けている真っ只中なら、買取店毎の買取り価格は大きく変わります。

 

売却を検討されている方は1店舗2店舗で売却をきめるのでは無く、このような状況だからこそ最低でも5店舗は、理想は10店舗程度の買取店に査定をしてもらってから売却をする事を強くオススメします。

 

ここからはオススメの買取店や、まとめて査定を依頼できる中古車買取りの一括査定サイトをごご紹介します。

 

オススメのサイト

ガリバー

アルファード/ヴェルファイアをディーラーの下取り金額よりも高く買取りしてくれる買取専門店として、まず真っ先に名前があがるのがガリバーです。
ガリバーは買取りした車をオークションに転売するだけでなく、日本国内でも販売しているので、輸出需要だけに左右されない買取り価格を提示してくれます。

 

特にガリバーの出張査定員に関しては、車の買取りに関して毎日競合他社と戦って価格交渉をしているので、相場の把握だけでなく査定額にも自信をもって提示してくます。

 

下記のリンクから自身の車の簡単な情報を入力するとガリバーでの大凡の査定金額がわかりますので、まずはいくらになるかだけを先に確認してみましょう。




カーセンサーの「簡単ネット車査定」

「複数の買取店と交渉をしたほうが良いのはわかるけど時間が・・・」

「色々なお店に回るのは面倒」

という方は、一社一社に個別に査定の依頼をする事無くまとめて複数社の査定価格を比較できる、大手企業リクルートが運営するカーセンサーの「簡単ネット車査定」がオススメです。

 

カーセンサーの「簡単ネット車査定」には、中古車の買取専門店だけで無く、自社で直接お客さんに車を販売している中古車販売店も多数加盟しているので、日本国内でも小売需要の高い現行アルファード/ヴェルファイアを高く買取りしてもらう事が可能です。

 

下記のリンクから簡単な車の情報を入力するだけで、おおよその査定価格が知れますので是非試してみてください。




スバット車買取比較

もう1つの一括査定サイトはズバット車買取比較です。

 

このサイトの大きな特徴は車の情報を入力すると、すぐに今の自分の車の査定相場がわかるだけで無く、6ヶ月後の査定相場までわかってしまう点です。

 

「すぐに車を売るつもりはないけど、今と半年後でどの位査定価格が変わるかを知りたい」という方は是非試してみてください。

 

愛車を売るタイミングになったら、先ほど紹介した「ガリバー」をはじめ、ビッグモーターや「カーセブン」などの大手の中古車買取店にも一気に査定依頼をする事もできるのでとても便利なサイトです。




 

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