アルファードやヴェルファイアを高く売る為の情報サイト
年間千台以上取引しているプロのバイヤーが高額売却する方法を紹介。
買取価格を上げる方法から型式毎の相場情報まで総合的にお伝えします。

30ヴェルファイア相場大暴落!!新型コロナの影響で大打撃の中古車市場


30ヴェルファイア相場大暴落!!新型コロナの影響で大打撃の中古車市場

はじめに

2019年11月に発生が確認され、現在世界全体に影響を及ぼしている新型コロナウイルス(COVID-19)。

 

先日も書かせていただきましたが、この新型コロナウイルスは、人体、経済、そしてついに中古車市場にも多大な影響を及ぼしだしてきています。

 

<関連記事はこちら>

【1ヶ月で100万円下落の緊急事態!】新型コロナウイルス影響で相場大暴落の30アルファードについて

 

特に海外からの輸出需要に買取り相場を支えられてきた30系のアルファードとヴェルファイアは、今回のコロナウイルスの影響による相場下落の被害は深刻です。

 

2020年4月2日の記事に書かせていただいた、30系アルファードの相場下落についての記事にもあるとおり、ここ1~2ヶ月で50万円からグレードによっては100万円を超える買取り相場の下落を確認しています。

 

アルファードの相場推移については先日書かせていただきましたので、本日は兄弟車の30系ヴェルファイアの相場の推移について調べてみたいと思います。

 

30系ヴェルファイアの相場推移

それでは早速30系ヴェルファイアの中古車買取り時の平均相場の推移を見てみましょう。

 

尚、中古車買取り時の平均相場は、業者オークションの落札金額から買取店の想定される一定の利益を引いた金額を表示しています。

 

また、参考までにオークション会場での成約率(出品されたうちの何台が成約になっているかの率)も合わせてグラフに表示しています。

 

アルファード同様ヴェルファイアも相場が大暴落していますので、ご自身の車を当てはめてみてください。

 

30系ヴェルファイア全体の相場

まず最初に30系ヴェルファイア全体のグラフを表示します。

 

30系ヴェルファイア全体とは前期/後期、2.5リッター/3.5リッター問わず、全ての相場を表示したもので、10週間で約2500台のデータのグラフになります。

 

いかがでしょいうか?

 

4週間前まで300万円以上の買取り相場があったヴェルファイアが、1週間前には268万円まで下がってしまっています。

 

また成約率に関しても、外国人バイヤーが減ったこと毎週悪くなっていて、1週間前の業者オークションでは20%まで下がってしまっている状況です。

 

相場が下がる

売る側も安すぎて売れない

成約率が悪くなる

諦めて売る(損切りする)業者が出てくる

相場が下がる

 

というような悪循環に完全になってしまっています。

 

それではここからは、30ヴェルファイアの買取り相場を、各モデル毎に細分化して見ていきましょう。

 

30前期2.5リッターモデル

30前期(平成27~29年式)2.5リッターモデルのヴェルファイアの相場グラフです。

 

10週間で約1650台のデータがありましたので、そちらを分析してみました。

 

燃費や税金面から日本国内のユーザーにも人気の高い2.5リッターモデルの30前期のヴェルファイア。

 

流通台数も多く、30系ヴェルファイア全体の約65%を占めているのが前期の2.5リッターモデルです。

 

相場に関してはここ1ヶ月で約40~50万円ほど下落しています。

 

30前期3.5リッターモデル

続いて30前期の3.5リッターモデルの相場です。台数は120台と非常に少なめでした。

台数も少なく人気もあまり無い3.5リッターモデルは、以前から成約率に関しては25~30%前後と低い水準で推移していました。

 

そして今回の新型コロナウイルスの影響により、更に成約率は悪くなり、今では10台出品されてしか1台成約にならない状況になってしまっています。

 

30後期モデル全体

続いては30系後期モデル(平成30年~現在まで)のヴェルファイアの全体相場を見てみましょう。

 

 

前期モデルと違い、後期モデルのヴェルファイアはアルファードに大半のユーザーを取られてあまり人気が無くなり、新車価格がアルファードと同額にも関わらず、後期モデルのヴェルファイア中古車の買取り相場は、同じグレード、同じ装備でもアルファードと比較すると50万円安い状態でした。

 

登録台数も少なく、前期モデルの10週間の流通台数が約1800台だったのに対し、後期モデルの10週間の流通台数は約700台と半分にも達していません。

 

そんな後期モデルヴェルファイアの成約率は元々50~60%と低かった為、価格も以前より安く推移していましたが、それでも30~40万円程の買取り相場の下落が見受けられます。

 

30後期2.5リッターモデル

30後期で人気のグレードは2.5リッターモデルの中で最上級グレードの2.5ZGエディションで、30後期2.5リッターモデル約700台のデータの内の70%以上となる約500台が2.5ZGエディションでした。

 

 

こちらのグレードは日本国内での需要はもちろん、輸出需要も非常に高いグレードで、中古車の買取り相場も365~380万円前後の相場を常にキ-プしていました。

 

しかし、新型コロナウイルスの影響から輸出需要が完全に止まり、ここ2週間で大幅に相場を下げてしまっています。

 

30後期3.5リッターモデル

最後は3.5リッターの後期モデルです。

 

前期モデルでは人気があった最上級グレード「エグゼクティブラウンジ」ですが、後期モデルではアルファードに完全にシェアを取られ、新車が全然売れませんでした。

 

その結果、3.5リッターの後期モデルの流通台数は極端に少なく、直近10週で50台のみ。30系ヴェルファイア全体の3%しか流通していない事になります。

 

 

3.5リッターの後期モデルのこの買取り相場のグラフに関しては、流通台数となる分母の数が少ない為に定量的な分析結果としては乏しく、実際にはグレードや装備により大幅に買取り金額が異なるので、参考程度にしておいてもらえればと思います。

 

今後はどうなるか?

中古車販売買取り業界20年になりますが、かつて無いほどの悪影響を及ぼしているのが今回の新型コロナウイルスです。

 

まだ円安の状態が続いているので輸出相場が保たれておりますが、世界規模で株価は大暴落しており、これが円高に切り替わると更に状況は悪化します。

 

1ドル110円の為替が1ドル100円になれば、日本人からすると10%も身入りの金額が変わりますので、これが500万円の車を売却するとなるとそれだけで一気に50万円程度安くなってしまう事になります。

 

一時急激に円高に振れたが今は落ち着いた

マレーシア通貨「リンキッド」は振れ幅上下5%程度でそれなりに安定はしている

 

中古車の買取り業界の事情で言うならば、現在の相場を見ていると500万円を超える高額車や輸出需要が絡む車の買取りは、極端に安く買取りしないととても怖くて買えない状況になっております。

 

しかしながら、生活必需品である自動車の需要が無くなる事はありません。

 

今日現在の日本の状況を考慮してではありますが、輸出バブルがはじけて中古車の相場が正常に戻ったと思えば良いだけの話ですし、新型コロナウイルスの事態が収束すれば止まっていた分の輸出需要が一気に押し寄せる事も想定されますので、今はじっと耐えるのも良い選択肢だと思います。

 

それでも売りたい人は・・・

それでも売却を検討されている方は、これから書く内容を参考にしていただき、すぐ売却される事をオススメします。

 

まず、上に書いてある相場やグラフや今後の動向などに関しては、筆者の私がコロナ騒動が出た2019年末位のかなり早い段階から注視していて、更にマレーシアの現地バイヤーの情報も取り寄せていましたので、このような記事になりましたが、輸出需要や相場に詳しくない買取店や、店頭で販売を行っている中古車販売店ではここまで具体的に相場や価格の推移を把握しておりません。

 

大半の買取店での中古車買取りや販売店での下取時の査定価格は、直近2~3ヶ月のデータを見て相対的に買取る価格をつけるので、直近の安い相場と、2ヶ月前の高い相場を総合して買取価格を算出します。

 

具体的には・・・

3ヶ月前・・・400万円

2ヶ月前・・・380万円

今月・・・350万円

「少し下がっているけど350万円なら問題無いな。売れ線のクルマだし装備も良いから360万円でも買っちゃおう!」

となります。

 

しかし、私のように相場の推移や下落の原因などを把握している買取店は・・・

3ヶ月前・・・400万円

2ヶ月前・・・380万円

今月・・・350万円

「この状況だと320万円までの下落は間違いない。下手すると300万円まで落ちるかも・・・案パイで280万円、すぐ入庫するなら300万円までにしよう」

となるのです。

 

店頭販売をしている会社のほうが買取時は強気でAA相場に疎い傾向が・・・

 

同じ相場でも見方で全然価格が変わるのが中古車の買取りで、尚且つ現在の新型コロナウイルスの影響を受けている真っ只中なら、買取店毎の買取り価格は大きく変わります。

 

売却を検討されている方は1店舗2店舗で売却をきめるのでは無く、このような状況だからこそ最低でも5店舗は、理想は10店舗程度の買取店に査定をしてもらってから売却をする事を強くオススメします。

 

ここからはオススメの買取店や、まとめて査定を依頼できる中古車買取りの一括査定サイトをごご紹介します。

 

オススメのサイト

ガリバー

アルファード/ヴェルファイアをディーラーの下取り金額よりも高く買取りしてくれる買取専門店として、まず真っ先に名前があがるのがガリバーです。
ガリバーは買取りした車をオークションに転売するだけでなく、日本国内でも販売しているので、輸出需要だけに左右されない買取り価格を提示してくれます。

 

特にガリバーの出張査定員に関しては、車の買取りに関して毎日競合他社と戦って価格交渉をしているので、相場の把握だけでなく査定額にも自信をもって提示してくます。

 

下記のリンクから自身の車の簡単な情報を入力するとガリバーでの大凡の査定金額がわかりますので、まずはいくらになるかだけを先に確認してみましょう。




カーセンサーの「簡単ネット車査定」

「複数の買取店と交渉をしたほうが良いのはわかるけど時間が・・・」

「色々なお店に回るのは面倒」

という方は、一社一社に個別に査定の依頼をする事無くまとめて複数社の査定価格を比較できる、大手企業リクルートが運営するカーセンサーの「簡単ネット車査定」がオススメです。

 

カーセンサーの「簡単ネット車査定」には、中古車の買取専門店だけで無く、自社で直接お客さんに車を販売している中古車販売店も多数加盟しているので、日本国内でも小売需要の高い現行アルファード/ヴェルファイアを高く買取りしてもらう事が可能です。

 

下記のリンクから簡単な車の情報を入力するだけで、おおよその査定価格が知れますので是非試してみてください。




スバット車買取比較

もう1つの一括査定サイトはズバット車買取比較です。

 

このサイトの大きな特徴は車の情報を入力すると、すぐに今の自分の車の査定相場がわかるだけで無く、6ヶ月後の査定相場までわかってしまう点です。

 

「すぐに車を売るつもりはないけど、今と半年後でどの位査定価格が変わるかを知りたい」という方は是非試してみてください。

 

愛車を売るタイミングになったら、先ほど紹介した「ガリバー」をはじめ、ビッグモーターや「カーセブン」などの大手の中古車買取店にも一気に査定依頼をする事もできるのでとても便利なサイトです。




 

おすすめコンテンツ