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新車飛ばしは違法なのか?新車の即日転売について考えてみる


 

新車飛ばしは違法なのか?新車の即日転売について考えてみる

みなさんこんにちは、アルヴェル売却ナビのコイサンです。

 

みなさんは「新車飛ばし」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

「新車飛ばし」とは、新車を注文して、納車された瞬間にすぐ転売する行為のことを言うのですが、この「新車飛ばし」に関しては賛否両論あり、一部コメントでは「違法行為ではないか?」とも言われている行為です。

 

そこで本日は、「新車飛ばし」について書いてみたいと思います。

 

新車飛ばしをやる理由

まずはじめに、何故「新車飛ばし」という行為をするのか?「新車飛ばし」をやる理由について書いてみたいと思います。

 

「新車飛ばし」をやる理由は実にシンプル。新車購入金額よりも高く売れるからです。

 

時期的には2015年位から流行りだした行為ですが、はじめから転売目的で新車を購入し、新車購入時の諸費用や税金などを含めた支払い総額よりも高い値段で買取店に売ることが、一部のユーザーで流行りだしました。

 

そして買取店はその買取りした車を業者専用のオークションに流し、輸出業者などが新車価格以上で購入して海外へ輸出されていくという流れが、「新車飛ばし」の一般的です。

 

転売目的で購入されたアルヴェルは業者オークションで新車価格の+30~50万円で取引される

 

何故新車飛ばしが成り立つのか?

続いては何故「新車飛ばし」が成り立つのか?についてですが、そこには現在の日本の新車の納期の問題や、海外需要が大きく絡んでいます。

 

現在日本車(特にトヨタ車)は、新車をオーダーしてからの納期が非常にかかり、長い車だと半年待ちという車も少なくありません。

 

事実、30系のアルファード/ヴェルファイアがデビューした2017年は、アルファード/ヴェルファイアの新車をオーダーしてから納車までの納期が8~10ヶ月間かかるという状態が続いておりました。

 

また、日本車は海外でとても人気があり、アルファード/ヴェルファイアに関しては、マレーシアや香港などで日本の新車価格の約2倍の値段で、現地のトヨタディーラーにて販売されています。

 

※海外のアルヴェル新車事情については下記のリンクからどうぞ※

輸出需要ナンバー1国!マレーシアのアルヴェル事情に迫る!

 

 

以上の理由から、「新車価格より多少高くてもすぐ納車されるなら欲しい」というユーザーと、「海外では2倍以上の新車価格で売っているので、日本の新車価格よりも高く買っても海外で十分商売が成り立つ」というユーザーが出てきて、業者専用のオークションに新車同等の車を出品すると、その2パターンのユーザーが新車価格以上の値段で落札していきます。

 

特に海外に輸出したいと考えているユーザーは、トヨタディーラーからは正規ルートで新車を購入する事ができないので、数十万から高いときは100万円以上日本の新車価格より高くても、業者オークションから購入して輸出しています。

 

それだけ高く業者オークションで売れるので、買取店も新車価格以上で一般ユーザーから車を買取りする事ができ、新車価格以上で買取りしてくれるので、新車を購入してすぐ転売すると利益が出せる「新車とばし」が成り立つのです。

 

新車飛ばしの問題点

ここまでお読みいただき、一見誰も損していないので「新車飛ばし」の行為は問題は無さそうに見えますが、実は問題も隠れています。

 

それは、、、

・海外輸出が「テロ組織への武器供与」に抵触する

・古物営業法違反に抵触する

の2点です。

 

 

テロ組織への武器供与

2015年にテロ組織イスラム国のPR動画にてトヨタ車が多数使用されているのが問題になり、アメリカ政府はトヨタに輸出経路調査の協力を依頼しました。

 

それによりトヨタは、正規ルートでない輸出(平行輸出)が発生しないように、日本のディーラーでは転売禁止の念書の取得や、転売目的のユーザーへの販売を取りやめていますが、こちらの約束をやぶり「新車飛ばし」を行っ後に、仮にテロ組織に車が行き渡ってしまった場合は、可能性は非常に低いですが上記に抵触する恐れがあります。

 

トヨタ車が多数存在するイスラム国

 

古物営業法違反

古物営業法とは、一度使用された物を商品として売買するときに必要になる資格のことで、新車とはいえ一度登録された車に関しては中古車扱いになりますので、登録済みの新車を売買して商売をする場合には古物商の許可証が必要になります。

 

ただし、今回のブログの「新車飛ばし」は、あくまで個人で購入した車を個人で売却しているだけなので、その行為を「商い」とみなされる可能性は極めて低いと考えます。

 

中古品の売買を行う為には古物商の許可証が必要になる

 

上記2点が「新車飛ばし」の行為に抵触する問題ですが、法律違反に抵触する可能性は極めて低い行為と言えるので、その点については特に気にしないで良いと思います。

 

新車飛ばしの行為がディーラーにバレてしまうと・・・

「新車飛ばし」の行為に違法性がある可能性は極めて低いですが、ことトヨタディーラーに関しては、先にあげた「テロ組織への武器供与」の問題から、早期転売するユーザーを嫌います。

 

ディーラーによっては、1年以内の転売禁止の念書を書かせたり、現金一括払いが希望のお客さんにも関わらずオートローンを利用してもらい、お客さんの与信審査を行っていることもあるくらいです。

 

それにも関わらず納車後すぐに「新車飛ばし」を行い、その事実がトヨタディーラーにて発覚してしまうと、そのユーザーは以後、そこのトヨタディーラーで新車が購入できなってしまう事もあります。

 

ディーラーは自社で販売した車の現在の登録情報を陸運局での定期的にランダムに取得しており、まだお客さんが販売した車に乗っているか?納車後すぐに転売をしていないか?をチェックしているので、もしあなたが今後もトヨタで新車を購入する気なら注意が必要です。

 

ディーラーは定期的にこのような名義変更の履歴を取得しているので注意が必要

 

どうすれば問題なく新車飛ばしができるのか?

それでは最後にどのようにして新車飛ばしを行えば、問題無く転売できるのか?について書いていきます。

 

あくまで筆者の私自身の個人の意見ですので参考程度で受け止めていただき、「新車飛ばし」をやるやらないについては自己責任でお願いします。

 

地方ディーラーで購入する

「新車飛ばし」に対して極端に厳しくナーバスになっているのは東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県のトヨタディーラーです。

 

東京都のディーラーに関しては、トヨペットやネッツトヨタなどのトヨタ販社4社が一つになり「トヨタモビリティ東京」に統合されてからは個人情報も共有されるようになったので、ますます厳しくなりました。

 

その一方、地方のディーラーに関してはそこまで厳しい声は上がっていなく、ディーラーによっては「お客様の財産なので転売はお客様の自由」という意見や、都心から離れた田舎のディーラーでは「転売目的でも購入してほしい、販売台数がほしい」という声もあります。

 

完全な転売目的での購入なら、都心ではなく地方のディーラから購入する事をオススメします。

 

トヨタと言えど地方ディーラーは販売台数は厳しい状況

 

転売を3ヶ月程度待つ

2つ目は、納車後即日転売ではなく納車されてから3ヶ月程度待つという方法です。

 

納車日翌日に転売して、その後にすぐ名義変更が行われたことが分かれば、あからさまに転売目的で購入したということがディーラーで判ってしまいますが、時間が3ヶ月程度経ってから売却すれば、「乗ってみたけど全然良くなかった」「急にお金が必要になった」「大きすぎて運転できなかった」などいくらでも言い訳が成り立ちます。

 

さすがにディーラーでも売却した金額までは調べられないので、売却金額に関して質問が来ても「損をした」「買った金額よりも50万円安くなった」などと伝えれば、転売目的での購入とは見なされないでしょう。

 

3ヶ月程度なら少し走行しても買取金額は変わらないので一時的に乗るのもアリ

 

小売販売をしている業者へ売る

3つ目は小売販売を行っている業者へ転売する方法です。小売業者へ転売をするメリットは大きく2つ。

 

自社名義へ変更するまでの期間が遅いという点と店頭で国内のユーザーへ販売するので輸出されないという点です。

 

店頭で小売販売をする業者は、自社名義に一旦変更するのに手間もお金もかけたくないので、買取った時の名義の状態のまま店頭でしばらく販売し、次のお客さんに売れたら直接次のお客さんの名前へ名義変更をするかたちをとります。

 

これにより、車検証の情報はしばらく新車購入時の名前のままで残るので、トヨタディーラーが陸運局でデータを取得しても、転売されている事はわかりません。

 

また、小売で販売しているということで、次のユーザーも日本国内のお客さんになる可能性が高く、輸出される心配もありません。

 

最近ではガリバーもガリバー、ガリバーOUTLET、LIBERALAの3チャンネルで店頭販売をしている

 

まとめ

本日は新車を即転売して利益を出す「新車飛ばし」について書いてみましたが、参考になりましたでしょうか?

 

まとめると、、、、

 

・法的には問題が無さそう

・即転売はディーラーにバレる恐れあり

・都心のディーラーは厳しいが地方ディーラーなら大丈夫!?

・3ヶ月程度置いてからの転売が無難

・小売り販売もしているところに売るのがもっと無難

 

という感じでしょうか?

 

是非みなさんもこちらのブログを参考にしてもらい、安易な転売をしてトヨタの新車が買えなくなってしまう事が無いように、十分ご注意ください。

 

 

新車飛ばしをしても大丈夫⁉な買取専門店

それではここからは、新車飛ばしをしても大丈夫そうな買取専門店を数社ご紹介します。

 

先にも書きましたように、買ったばかりの新車を売却する場合は、前提として店頭で小売り販売もしているところに売るのが無難です。

 

「 輸出転売歓迎!」「新車を買って儲けましょう!」と大々的にうたっている輸出転売専門の買取店への売却は、売却後に確実に輸出されてしまいますし、後にディーラーで調べられた際に、本当に諸事情による新車の売却であったとしても、転売目的と判断されてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

ガリバー

お店を構えて、小売り販売を行っている大手の買取専門店といえば「ガリバー」です。

 

ガリバーでは買取りした車両を一定の期間、店頭で小売り販売を行っているので、輸出車両専門の買取店への売却と違い、売却した車両が輸出される可能性がとても少なくなります。

 

また、買取りした車両を店頭で小売り販売を行っている間は、ある一定の期間だけ自社に名義変更をせずに買取りしたお客さんの名義のままの状態で展示しているので、売却した車両の名義変更を遅らせる事にもなります。

 

つまり、ガリバーに車を売却する事で輸出される可能性が少なくなり、尚且つ売却した車両の次のユーザーへの名義変更も遅れるので、ディーラーに早期転売されたことがわかりづらい状況が造りだせるのです。

 

買取金額に関しても、輸出相場も含めた適正な買取金額で買取りしてくれますので、まずは一度ご自身の車がどのくらいの価格でガリバーに売却できるか、下記のリンクからチェックしてみてください。

 

簡単なアンケートに答えると、おおよその相場を教えてくれます。



 

 カーセンサーの「簡単ネット車査定」  

続いてご紹介するのは大手企業リクルートが運営するカーセンサーの「簡単ネット車査定」です。

 

カーセンサーとは車を買いたい人が自分の好みの車を探せる中古車検索サイトなのですが、このカーセンサーの中に、複数社の査定価格を比較できる「簡単ネット車査定」というものがあります。

 

簡単ネット車査定」の加盟店の多くは、カーセンサーなどで広告を出し、お店の店頭で小売り販売をしてる中古車販売店です。

 

これらの業者は店頭で小売り販売する為の車の買い付けを、カーセンサーの「簡単ネット車査定」で行っているので、こちらでの車の売却も、その後自分が売却した車が輸出される可能性が低くなります。

 

下記のリンクから簡単な車の情報を入力するだけで、 まとめて複数の会社からおおよその査定価格の連絡が来ますので、連絡の来た会社の内容をよく確認して、販売をメインでおこなっていて、尚且つ高く査定価格を提示してくれたところに売却しましょう。



 

ズバット車買取比較

最後は「ズバット車買取比較」です。

 

このサイトの大きな特徴は車の情報を入力すると、すぐに今の自分の車の査定相場がわかるだけで無く、6ヶ月後の査定相場までわかってしまう点です。

 

「すぐに車を売るつもりはないけど、今と半年後でどの位査定価格が変わるかを知りたい」という方はまずこちらを試してみてください。

 

愛車を売るタイミングになったら、先ほど紹介した「ガリバー」をはじめ、ビッグモーターや「カーセブン」などの大手の中古車買取店にも一気に査定依頼をする事もできるのでとても便利なサイトです。


 


このサイトには、他にもアルファード/ヴェルファイアを高く売る方法や、ニューモデルの紹介、オススメパーツなど色々掲載しております。

 

是非そちらもご覧ください。

 

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